西九州大学様(佐賀県)に、木村情報技術の高性能PCブランド「RevoK(レボック)」を導入いただきました。今回の導入に関する背景や目的について、ご担当者様にお話を伺いました。
学校法人永原学園 西九州大学
デジタル社会共創学環/リハビリテーション学部
准教授 植田 友貴様
身体障害作業療法/福祉機器/コミュニケーションエイド・環境制御装置/リハビリテーション工学/摂食嚥下障害の作業療法/神経・筋疾患のリハビリテーション
私の本業は、リハビリテーションの国家資格である作業療法士ですが、リハビリテーション学部とデジタル社会共創学環を兼任しており、デジタル関連の業務にも多く携わっています。
今年2024年4月に新設された「デジタル社会共創学環」では、「デジタル技術による、より良い社会づくり」をテーマにした講義を行い、eスポーツを活用した社会づくりや障がい者支援に関する講義や演習に取り組んでいます。
また、情報メディアセンター 副センター長として、デジタルに関する教職員の意見集約や、教育上必要となる機器の提案も行っています。
デジタル社会共創学環では、メタバースやeスポーツを活用した社会づくりなど、幅広いデジタルサービスも学びます。イラストレーターやフォトショップのような映像クリエイティブ系のソフトも使用しており、PCには高い処理能力が必要です。一般的なスペックのノートパソコンでは対応が難しい部分があり、学生が高度な学びを行えるよう、グラフィックボードを搭載した高性能PCを導入することにしました。
選定にあたっては、まずデスクトップ型であること、そして映像クリエティブソフトやメタバースの3Dモデリングソフトなど、グラフィック系のソフトがスムーズに動作することを重視しました。
RevoKはこれらの条件を十分に満たしており、カスタマイズの柔軟性も導入の決め手の一つになりました。
今回、5台のPCを導入しました。1台は教職員用で、あとの4台は生徒用です。
教職員用のPCは、RevoK Type Gをベースにしており、ストレスなく使えるよう一部のパーツをアップグレードしていただきました。
生徒用のPCは、教室の机一つにつき2台並べる必要がありました。そこで、必要なスペックを満たしつつ、限られた設置スペースに収まるように、PC本体のケースをコンパクト化し、配線まわりも工夫してもらいました。本体のコンパクト化と排熱や動作の安定を両立するため、設計には多くの工夫がなされたと聞いています。
さらに、すべてのPCに盗難防止対策を施すため、それに対応したケースも選んでいただきました。
既製品のパソコンでは、このような対応は難しかったと思います。提案いただいた図面通りにピッタリ設置されており、丁寧な対応に大変満足しています。
導入したPCは、メタバースやeスポーツを用いた授業、グラフィック系ソフトの検証など、様々な場面で活用する予定です。
私が管理するこの教室には、もともと使用想定の2倍の通信量にも耐えられるレベルのインターネット環境を整備していましたが、高性能PCの導入により、より充実したものとなりました。ここまで設備を整えているケースは、県内でも珍しいのではないでしょうか。
2025年4月からは、学生の本格的な利用が始まる見込みです。また、eスポーツ部の設立も進めており、ますます教育現場が活気づくことを期待しています。
!